TOOLS GUIDE

6つの道具で、
ひとつの視点

かかとの角度から始まり、可視化、連鎖の推計、図像、レポートまで。
AGGT のツール群は、一本の仕事の流れで、つながっています。

SCROLL ↓
SCENE 01 DATA FLOW

基本の流れ。

AGGT Eye Pro かかとを測る α 検出 COSMO EYE 天空から可視化 3 views Balancer 連鎖を推計 T1·T2·T3 Kinetic Report 一枚にまとめる PDF / 印刷 FBT Visualizer 患者カルテ 補助ツール MAIN FLOW 4つの道具が一本の線でつながる

道具は、別々に使っても、つなげて使っても、かまいません。
最低限の AGGT Eye ProCOSMO EYE は、永遠に無料です。

SCENE 02 TOOL 01

測定の出発点。

FREE
AGGT Eye Pro
v2.13.8 · 計測ツール
かかとを、測る。
スマートフォンで撮った後ろ姿の写真から、左右それぞれのかかとの傾き角度(α)を自動検出します。

画像の輪郭を Sobel エッジで抽出し、0.5°刻みのヒストグラムに投票。
最も得票の多い角度を α として出力します。

d = H × tan(α)

高校の三角関数。どの計算機でも、同じ答え。

信頼度の閾値について 検出の信頼度は 70% 以上で緑、30〜70% で黄、30% 未満で赤。ただしこの閾値は、開発過程で AI との対話から定めた暫定値で、臨床経験や査読研究に基づく確定値ではありません。世界中での検証による更新を前提としています。
SCENE 03 TOOL 02

数字を、図像に。

FREE
COSMO EYE
v2.0 · 可視化ツール
三つの視点で、見せる。
身長・左右のα・踵幅から、前方/側方/天空俯瞰の3つのビューで重力軸を描きます。AGGT Eye Pro の値は自動で引き継がれます。
前方ビュー
青の理想軸と
珊瑚色の現在軸
側方ビュー
前後方向の
偏位の推定
天空俯瞰
理想と重心の
距離(ミリ)

同じ図の中に、
理想と現在が、並ぶ。

SCENE 04 TOOL 03

連鎖を、計算する。

PREMIUM
Balancer
v4.0 · Kinetic Engine v2.0
関節の伝達率で、推計する。
かかとが傾けば、膝・股関節・骨盤がそれぞれ少しずつ位置を変えてバランスを取ります。Balancer はその連鎖を、各関節の伝達率で推計します。
T1
足首→膝
70%
T2
膝→股関節
59%
T3
股関節→骨盤
38%

Khamis & Yizhar (2007) Gait & Posture 25(1):127-134
静的立位の健常成人で観察された値です。

Kinetic Engine v2.0 への改訂 前バージョン(v1.x)には、矢状面の基準値を前額面に誤って転用するという構造的誤りがありました。2026年4月、Manus AI による独立考察で発見され、v2.0 として全面改訂されました。誤りを公開し訂正することが、仮説を世界に問い続けるオープンサイエンスの作法だと考えています。
SCENE 05 TOOL 04

写真の上に、軸を描く。

PREMIUM
FBT Visualizer
v3.0 · 三面重力軸ビジュアライザ
4点をドラッグして、合わせるだけ。
後ろ姿の写真の上に、左右独立の重力軸線を手動で重ねて描きます。片麻痺や側弯のあるかたでも、片側ずつ実態に合わせられます。
踵 L 踵 R 膝 L 膝 R 腰 L 腰 R 頭部(耳穴中点)

下から順に、踵 → 膝 → 腰 → 頭部。
左右独立に動かせます。

SCENE 06 TOOL 05 & 06

記録する、ということ。

PREMIUM
Kinetic Report
v4.0 · 解析レポート
一枚の紙に、まとめる。
計測値・三面図・伝達率・推奨補正厚を統合。ブラウザで印刷、または PDF として保存できます。
DEVELOPING
患者カルテ
v1.0 · 記録管理
時系列で、追う。
患者ID・主訴・α値・自覚症状・介入内容を記録。現在はブラウザ内ローカル保存のみ(CSV/JSON エクスポート対応)。サーバーDB実装は今後の課題です。

測ることと、
記録することは、
別の仕事です。

SCENE 07 PROTOCOL

撮影が、すべての精度を決める。

難しい手順ではありません。約束ごとを、いくつか守るだけ。

カメラ高さ
被験者の腰の高さ
低すぎ/高すぎ
距 離
全身が収まる 2〜3m
近すぎる(パース強い)
レンズ
標準(1×)
超広角・望遠
足 元
裸足
柄入り靴下
フローリング・無地タイル
カーペット・畳・柄物
背 景
無地の壁・廊下
格子・棚・柄壁紙
照 明
均一な室内光
逆光・強い横光

柄物は、画像処理アルゴリズムの最大の敵です。
かかとの輪郭と、背景の柄が、紛れてしまうから。

SCENE 08 VOICE

そして、もうひとつ。

観察者効果
「測られる」と意識した瞬間、人は無意識に姿勢を整えます。
ふだんの立ち姿から、ずれてしまう。

だから、声かけを工夫する。

歩いてきて、そのまま止まってください
姿勢は整えなくて大丈夫です
足元を確認させてください

注意を会話に向けさせて、さっと撮る。
これが、もっとも実態に近い値を拾うコツです。

なお、踵幅 W は、ノギスでの実測をおすすめします。
写真からの目視推定は、誤差が大きすぎます。

SCENE 09 ACADEMIC

研究のための、別系統。

本体ツールとは別に、撮影プロトコルをあえて厳密に固定した、学術参照版があります。

ACADEMIC
Heel-Focus
v3.0 · 床置き撮影プロトコル
スマホを床に。距離50〜100cm。
スマートフォンを上下逆さまにして床に置き、踵〜膝下を撮影。パース歪みが最小化され、踵傾斜角のみを精密に計測する研究に適します。
ACADEMIC
Full-Body
v2.13.2 · 全身後方撮影プロトコル
腰の高さで構え、2〜3m。
踵傾斜角と全身の重力軸連鎖を、固定プロトコルのもとで同時評価する学術参照版です。

同じ目的、違う作法。
それぞれの場所で、
それぞれの精度で。

※ 補正値が本体と異なるため、Academic と本体のデータは直接比較できません。

⚠️ AGGT は測定のための道具群です。診断や治療を行うものではありません。
計測値は臨床判断の補助資料であり、確定値ではありません。
臨床判断は、必ず担当の専門家の直接観察と専門的経験に基づいてください。